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「僕は身体能力が低いから活躍できない・・・」
Photo:サッカー総合研究所(2007国立競技場)
たしかにそうですよね。
ボールを追いかける時の足の速さ。
ハイボールで競り合う時のジャンプの高さ。
競り合いの時の力強さ。
身体能力が低いとたしかに損することばかりです。
特に身体能力の差は小中学生の時に激しいようです。
小学生なのに中学生のように体が完成している選手もいれば、
中学生なのに小学生のようにまだ体が完成させれていない選手もいます。
体の成長の早さの差がクッキリ出る小中学生には大きな悩みのタネになっています。
高校生・大学生くらいになればこの身体能力の差がだいぶ縮まってきますが、
やはり身体能力の高い、低いというのはずっとつきまとってきます。
だからといって、身体能力が高い選手だけが活躍できるというは
ちょっと待ってください。。。
この前、現役バリバリの大学サッカー部と
プロを引退した40歳前後のオジさんチームが試合をしていました。
現役バリバリの大学生たちはみんな足が速く、スタミナも抜群でした。
逆にプロを引退した選手たちは、お腹が出ていて走れそうにない人もいれば、
ちょっと長い距離をダッシュすると息が切らしてヒザに手をついて死にそうになっている人もいます。
ちょっと見ただけで、試合をしなくても結果が見えてしまうような状況・・・
そんな試合結果をすぐに予想できる試合だったのですが、
ところがこの誰でも予想できる試合の結果を見てみると
あらまぁ・・・
3対1でオジさんチームが勝ったのです。
これはいったい何なのでしょうか?
オジさんは大学生のチームに何か手品かマジックでもかけたのでしょうか?
オジさんの中にはMr・マリックがいたようです。
ハンドパワーじゃなくてフットパワーを使った?(笑)
いえいえ、そんなことはありません。
スピードが遅くなり、スタミナがなくなった元プロのオジさんたちは何かを知っていたのです。
いったい何を知っていたのでしょうか?
その答えは、………。
とても勝てそうにない相手と戦う時は、
よく観て、よく考えて、そつなく戦うことができれば
とても勝てそうにない相手と戦っても勝つことができます。

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■松田考功(まつだよしのり)
1974年生まれ。埼玉県出身。
大宮東高校時代、1年生で日本高校選抜に選出され全国から注目される。
全国高校サッカー選手権(1991)では、
細くて小さな体の1年生が全国の屈強な有名選手を
次々と押さえ込む姿は異才を放った。
特にその当時「高校生に負けるなんてまず経験がない」という
超高校級の清水商3年・山田隆裕にほとんど仕事をさせず抑えたのには、
テレビで解説していた松本育夫氏(現・サガン鳥栖GM)も絶賛せずにはいられなかった。
サッカーはスピードやパワーだけじゃないことを証明してくれた対戦だった。
「彼は何かを持っていた・・・」
この試合がどれだけの影響力があったかというと
15年以上も経った今年1月にスポーツ雑誌「Number」
(文藝春秋社)で
「1991 清水商
VS大宮東」という特集を組まれるくらい衝撃的なものであった。
(
Number 645号 ■ナンバーノンフィクション「1991 清水商 vs.大宮東」)
高校卒業後は、浦和レッドダイモンズでプロとしてデビュー。
その後10年間という長いプロ生活を経験。
「サッカーは頭」だと言い切る松田考功のその言葉は重い。
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